Down World

ミンナ大好き○○の末路 2020年からアーリーリタイアはじめました

仮面ライダージオウはスゴくザックリ言うとテレ東平成歌祭り

f:id:pikawa:20190820143753j:plain

 仮面ライダージオウが最終回を迎えました。

 前の記念番組仮面ライダーディケイドは「ものまね特番」ですよってはっきり告知してたので、ご本人さん登場もありつつ、あくまでも「ものまね特番」の範疇で収まってたんですが、「平成の豪華スター大共演」って告知しちゃって始まり、一年間付き合った仮面ライダージオウはスゴくザックリ言うとテレ東平成歌祭りのような視聴後感でした。

 ボクも音楽番組をそこまで熱心に見るわけでもないので印象でしかないのですが、在京の民放各局は年に何度か豪華アーティスト勢ぞろいを謳ってナントカ音楽祭という特番を放送しており、今年は年号も変わるって事で平成のあのヒットソングの数々をお届けしますみたいなイベントになっていましたが、テレ東も「平成歌祭り」みたいなタイトルであの平成のアーティストが大集合って番宣バンバン流すわけですよ。で、実際に番組が始まって登場する平成の豪華アーティストが「うわ、このヒト出ちゃうの?TDKのスタンダードで3倍速で録ってる場合じゃねぇわ!S-VHSで標準で録らな!」みたいなメンバーでなく「うん、出るよねぇ~。むしろこういう番組でしか見ないよねぇ~」みたいな顔ぶれ。演歌系は強いけどSMAPとかのジャニーズタレントや女性アイドルとかデビューしたばっかりの頃にレギュラー番組長い事やってたのに売れちゃったら滅多なことでは呼べないのはテレ東だからで何となく納得してしまっているという。で、トップバッターこそ去年ヒットしたアイドル出して華やかに始まるものの、その後はドストレートに平成のあのヒット曲を自ら歌ってくれるヒトが存外少なく、このヒトならあの曲でしょってのを歌わずに何か聞いたこともないような新曲なのか何なのかよくわかんない曲だったり、ヒットした他人の曲の出演者によるカラオケ大会が始まったり、グループ解散したから仕方ないけどアナタがグループ代表しちゃうの? みたいなステージが繰り広げられるわけですよ。堀内孝雄が「サンキュー!サンキュー!」言うぐらいの盛り上がりもないわけではないんですが……。で、生放送特有の時間の皺寄せで司会の徳光さんが「ありがとう平成の名曲! これから新しい歴史がまた始まります! さようならー!」って早口でマキにマイてエンディング。何か泣きながら。

 予算なのか。業界内の事務所とのパワーバランスなのか。プロデューサーやデレクターの手腕なのか。社風なのか。イイとかワルイとかでなく「まあ、テレ東だから」としか言いようがない番組。

 ボクにとっての仮面ライダージオウはそんな一年でした。