Down World

ミンナ大好き○○の末路 2020年からアーリーリタイアはじめました

ゴキブリアレルギーじゃないって事は単なる食わず嫌いだったんだ

f:id:pikawa:20190912115742j:plain

 先日の健康診断の時に追加料金を払いアレルギー検査を受けてみた。ずっと花粉症なのは自覚してたんですが、それで病院にかかることも無かったのでこの際受けてみたところ、普通に杉でした。つか、思ってもみなかったダニとハウスダストのが指数が杉よりも高いので、春先は花粉飛んでるからできるだけ外出しないで家の中に避難してるつもりが、自分からガス室に入ってたという予想外の結果に。「こんな殺人鬼がいるかもしれないところに一緒にいられるか! 私は自分の部屋に戻らせてもらう!」パテーンですよ。

 で、リスト見るとゴキブリもアレルギー源なんスね。ボクはゴキブリこと黒い悪魔が全く駄目なんで「自分ゴキブリアレルギーなんですよ~」みたいな言葉使ってましたが、医学的にアレルギーを持ってないと言われてしまいました。何で黒い悪魔が苦手なのかは原因はハッキリしていて小学生の頃読んだケイブン社の怪奇系の大百科がトラウマになってるんスよね。その本はいわゆる心霊系だけでなく、優しかった学校の先生が突然「電波を止めろ、電波を止めろッ!」って叫んで包丁振り回して暴れだしたみたいな話も収録してあって、まだ都市伝説という概念も知らず後年『消えるヒッチハイカー』とかを読み漁って「柳田国男遠野物語で~」「そのフォークロアの類話は~」「平山夢明の東京伝説は作家性がうるさいけどよくできてるよ~」とサブカル糞野郎になるなんて露ほども思ってない、まだ純粋なボクちゃんには刺激が強かったんスよね。

 その話は、ある男がどんどん記憶が無くなっていくと病院に行ってCTスキャンで脳を調べたら、あらビックリ。脳みそが鬼の顔の形に。背中の発達したヒッティングマッスルの鬼の顔だけでなく範馬の血はスゲェ、今後2代目宿禰の扱いどうすんの?……もとい、CTスキャンで調べてみたら脳のあちこに欠損が、そして画面内を高速で動き回る影。寝てる間に耳の穴から産み付けられた卵が孵化し頭の中でゴキブリが繁殖して脳を食い荒らしていたってんですよ。当時の怪談でCTスキャンなんて未来的なリアリティの塊みたいなギミックが出てくるなんて斬新すぎて本気で信じこんで、「あわわわ!大変や!」って随分長い事卵を産み付けられないようにヘッドホンして耳の穴を塞いで寝てましたもん。もう、それ以来黒い悪魔を見たら畏れのあまりなすすべもなくフリーズですよ。ミスターフリーズですよ。シュワちゃんですよ。今度のターミネーターは信じていいんだよね?

 でも、ゴキブリアレルギーじゃないって事は単なる食わず嫌いだったんだ。近年世界的に昆虫食を流行らせようと情報操作やってますけど、一番美味しい昆虫はゴキブリって話もありますし試しに一度ペロっとなめてみるかぁ……ってそうはならんやろ。