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ミンナ大好き○○の末路 2020年からアーリーリタイアはじめました

1999年に滅び損ねた子供

f:id:pikawa:20191002141343j:plain 10月になり、ボクの会社員生活も残り3ヶ月となりました。会社に意向を伝えたのは5月でしたが、「あっという間だったなあ」とか「もう少しかあ」みたいな感慨も特になく、最後の日までの冗長さを持て余してます。ボクの中ではこの歳で退職する話をどうきりだそうかと結構悩み、意を決して伝えたトコロが最大のクライマックス感があったので、そこからはもうロスタ……あ、ア、アディショナルタイムというカンジです。

 ただ、このカンジは新鮮なものではなく、顔も見飽きた古い友人みたいなモノで長い付き合いなんですよ。

 80年代、90年代に多感な時期を過ごしたらノストラダムスの大予言に端を発する終末ムードにメディアや創作物などのさまざまなモノから毒気を中てられたんじゃあないでしょうか。ボクも小学生の頃からムーとかを読んでいたオカルト好きではありますが、物事の分別が付くようになる年頃には楽しみ方も変わっており、無条件にオカルトを信じるような人を生暖かい目で見るようなカンジになってましたが、就職活動を始める頃にバブルが弾け右も左もわからない中いきなり氷河期に叩き込まれ、何とか社会にもぐりこんだものの不景気な話しか吹き込まれず、むしろあと数年で世界が終わるもんなら終わってほしいみたいなカンジになってました。もう、ノストラダムスが予言した通りこの星が爆発する日はひとつになりたいなと。唇と唇、瞳と瞳、手と手、神様は何も禁止してないんですよ。

 『妖精に1999年の滅亡からオマエの家族は助けてやると言われた』という理由でボクの勤め先の当時30代半ばの妻子ある男性社員が本当に退職してビビりましたが、結局人類は何事も無く『2000』のカタチをしたおもしろメガネをかけ、花火を打ち上げ、新世紀を迎えました。

 ただ、ボクは1999年以降、全てが終わるという絶望も無く、どうやら未来にも好転するような希望も無さそうだという、絶望も希望も無いどこまでも平坦な空間に投げ出されたような、それでいて穏やかではなく、ぼんやりとした不安を抱えたまま、20年近くもロスタイムが続いてるカンジです。あ、結局ロスタイム言っちゃった。アディショナル、アディショナル。

 1999年に滅び損ねた子供のままのボクがセミリタイアという第三の選択を経てどこにに行こうとしているのか? 

 

gakkenmu.jp

  さて、ムーが40周年だそうですよ。読者コーナーで前世の戦士募集みたいなのはよくネタになってましたが、それは文通相手募集のコーナーであって、読者コーナーは存外面白かったんですが『新井薬師の怪』とかググっても全然ヒットしないんですが、ミンナ滅んでしまったのでしょうか? コミックゲーメスト須藤真澄の『アクアリウム』を見た時、読者コーナーの4コマ漫画のひらはら平太の『怒涛のムー民くん』に似てるなぁと思ったら同一人物で、そうとも知らずに『ゆず』から『どんぐりくん』『振袖いちま』とか追っかける程ハマってたりとか。今のボクを構成しているモノのひとつなんですよ。まあ、1999年7月号に翌月号の予告が普通に載ってた上に「次はY2K問題で世界は滅びるよ」って早速次の話ふってて当時スゲーなと思いましたがw

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