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ミンナ大好き○○の末路 2020年からアーリーリタイアはじめました

仮面ライダーセイバーの刃とはスーパー戦隊45周年に振るわれる大鉈か?

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仮面ライダーセイバイと仮面ライダーオーズ

 放送開始された仮面ライダー聖刃(セイバー)ですが、近年まれにみる低年齢層への目配りがされてた第一話でした。平成ライダーで初回で子供が助けられるというのも稀なんですが、その上たまたま巻き込まれて泣いている誰かでなく、ある程度のバックボーンのある気丈な少年として描かれています。これは、冒頭の読み聞かせとあわせ主人公は(TVの前を含めた)ミンナのお兄さんなんだという提示でしょう。さらに、今回はスーパー戦隊のお株だったエンディングダンスまであります。その上に今年は例年以上に仮面ライダーが登場する集団ヒーローのようです。仮面ライダースーパー戦隊寄りにシフトしているようにも見えます

 振り返ってみると、2020年の劇場プログラムが低年齢層へのアプローチが目立ちました

www.toei.co.jp

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 仮面ライダー電王は言わずもがなですが、ロボコン自体もそもそもが仮面ライダークウガの前番組でもあり石ノ森章太郎原作でもあり、制作体制が仮面ライダーの系列です。まあ、ロボコンが低年齢層を狙っていたかというと疑問はありますが、見た目のキャラクター性だけを見ればそうと言えなくも無いでしょう。やはり仮面ライダー側からの低年齢層へのアプローチが熱心なように見えます

  毎年膨大なコレクティブアイテムを展開し、さらには高年齢層向けにも高額なフィギュアや豪華な変身ベルト等高額商品を多く取り揃えるがゆえに好調な仮面ライダーに対して、従来の低年齢層の特撮入門としての機能しておらず仮面ライダーにいきなり入学するといわれたり、海外でのパワーレンジャーの終了もあってスーパー戦隊の不振はここ数年取りざたされていました。リュウソウジャーでの恐竜モチーフ投入や、キラメイジャーでのしばらく特撮から遠ざかっていたベテランプロデューサーの登板と、スーパー戦隊自体へのテコ入れや模索が続いている中での仮面ライダーに総取りさせるような布陣の意味するものは……

 来年スーパー戦隊は45周年を迎えますが、その節目に大鉈が振るわれるのではないか、仮面ライダーセイバーの刃とはスーパー戦隊45周年に振るわれる大鉈か?と余計な心配をしてしまうよう第1話なのでした

 

 まあ、スーパー戦隊MOVEパーティーでのプリキュアとのコラボ、ロボコン、プリティ電王は女児向けのアプローチともみうけられるので、コツコツと人気を高めてきたコチラのシリーズへの牽制とも考えられますが……

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