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ミンナ大好き○○の末路 2020年からアーリーリタイアはじめました

仮面ライダーセイバー最終章 かくして、原作・商業・同人・ファンの調和は保たれた

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 かつて、大先生の偉大な原作があった......

 作家志望のストリウスは何を書いても大先生の偉大なる原作を超える事が出来ないと筆を折ったが、マネジメント業が肌にあい大先生のプロダクションで働いていた。しかし大先生亡きあと、偉大な原作は大先生家族・出版社・玩具メーカー・海外企業等々がそれぞれの権利を主張し利権関係がグチャグチャに

 偉大な原作最大手ファンクラブソードオブロゴスも最古参ファンのユーリの産み出した考察や鉄板ネタを偉大な原作をよくは知らないままにミームとして繰り返すばかりなのに「オマエの剣は軽い」とかファン同士で煽りあう始末

 ある日、偉大な原作ガチ勢の少女ルナは神山飛羽真が書いた同人誌を目にする。ルナはその偉大な原作にはない新しい物語を「セイバー×エスパーダ......尊い......」とどんどんのめり込んでいく

 そんな混迷の中、ストリウスは偉大な原作の迷走低迷に頭を痛め、そもそも原作は既に完結しているのだからメディア展開ももう終わらせる事にする。その一環でグレーゾーンを踏み越え完全にアウトな同人活動で荒稼ぎしていた神山飛羽真を告訴するが、飛羽真側についたルナはストリウスの過去の発現を掘り返してまで人格攻撃。世論を味方につけ逆転勝訴の勢いで偉大な原作の権利を取得しスピンオフどころか完結した偉大な原作の続編をも製作可能な体制にし、神山飛羽真を商業デビューさせる。敗訴したストリウスは「まあ、そういう時代なのかなぁ......」と神山飛羽真を認めるのだった

 かくして、原作・商業・同人・ファンの調和は保たれた......みたいな話だったのかなぁ

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