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ミンナ大好き○○の末路 2020年からアーリーリタイアはじめました

カーキ色は橙色じゃあない

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 ある時期まで『カーキ色』と『橙色』は同じモノを表していると思っていたんですよ

 まあカーキ色自体が幅が広く橙色っぽいモノもあるんで、それを勘違いした誰かにそう教えられたんだと思うんですが……。その上、正しく『カーキ色』でなく『カーキー色』と何か訛ったカンジで教えらていたんですよね。発音はガースー黒光りのガースーの発音でカーキー。星のカーキー。カーカキーキーカーキーキー、河内屋菊水丸ですよ

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 そもそもの認識として平仮名で『だいだいいろ』とクレヨンに表記されているから橙色なんだという理解で、『だいだい』とは何かなんてわからなかったんですよ

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 うっすらと、ダイエーのマークの色だし“ダイ”エーと“だい”だいで『だい』が共通しているので、きっとダイエーに関係する事なんだと思ってたぐらい理解してなかった

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 お正月の鏡餅を今のようにレプリカでも家に飾るようなカンジではなく、テレビやマンガの中で見る風習で身近にそれについて知識を得る機会が無く、鏡餅の上に載ってるのは『みかん』だという認識で『橙』という果物自体を知らなかったんですよ

 ただ、そのうちに『橙』を知らないままに『だいだいいろ』と『オレンジ』は同じとか教えられるわけですよ。桃の色だから『ももいろ』肌の色だから『はだいろ』オレンジジュースの色だから『オレンジ』。色の名前はモノの名前だと完全に理解するわけです。しかし、未だ『橙』を知らないわけですから『だいだいいろ』は謎のまま、『オレンジ』との柑橘系繋がりに気づくことも無く……

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 ここで『カーキー色』という『だいだいいろ』と同じだと教えられた知識がエラーメッセージのようにポーンと立ち上がってくるわけですよ。『だいだいいろ』は柿の色と同じだ。『カーキー色』のカーキって『柿』の事なのではと。『柿』と『カーキー』でなんで間が伸びてるんだって話ですが『だいだい』という謎の言葉よりかははるかに似ている語感なんで大納得だったんですよ

 そして、小学校へと進み水彩画を習うと色の調合を知る事で気づくわけですよ。赤と黄色を混ぜるとだいだいいろになると。『赤と黄色』……『あかときいろ』……

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『あかときいろ』

『ぁかぁときぃろ』

『かぁきぃ』

『カーキー』 

『カーキー色』 バンザーイ! バンザーイ!

 この『柿色だからカーキー色』『赤と黄色が混ざってるからカーキー色』の二大事実。もはやカーキ色と橙色が同じなのは疑う余地もない。卿もそうは思わぬか? ファイエル!

 ……でも、どんなに理屈があっても、やっぱカーキ色は橙色じゃあないんですよ。果物の橙を知ってもカーキ色の概念は残ったままで、自分で服を買うようになって「カーキ色とかどうですか?」とお店の人に軍服っぽい色を出されて「これはウミガメのスープじゃないよ……」とやっとその勘違いに気づいたわけなんですよ。まあ、カーキ色が「緊急停止ボタンを押してくれ! そのカーキ色のスイッチだ!」とか言われるようなシチュエーションとか、生活の中でそれが致命傷になるような言葉でなかったのが幸いでしたが、そういう経験からどんなに自分の中で整合性があろうと納得できようと長い間信じ続けた事であろうと勘違いや思い込みではないかと一呼吸おく余裕が持てるようになりたいなと思ってはいるんですよ。カーキ色は橙色じゃあないかもしれないなと

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